EU新車販売が半導体不足で低迷、9月は23%減

欧州自動車工業会(ACEA)が15日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の9月の新車乗用車の販売(登録)台数は71万8,598台で、前年同月から23.1%減少した。半導体不足で供給が減っていることが響き、3カ月連続で2ケタ台の落ち込みとなった。(表参照)

9月の販売としては1995以来の大きな下げ幅となった。主要市場は軒並み低迷。イタリアが32.7%、ドイツが25.7%、フランスが20.5%、スペインが15.7%の幅で落ち込んだ。

主要メーカーは韓国の現代グループを除いて減少した。最大手フォルクスワーゲン(VW)は27.7%減。日本勢はトヨタが20%減、日産が35.9%減、マツダが6.2%減、三菱が19.1%減、ホンダが38.1%減となっている。

EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は前年同月比25.2%減の97台2,723台。英国は34.4%減だった。

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