ユーロ圏住宅価格、4~6月期は6.8%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2021年4~6月期の住宅価格は、前年同期比で6.8%の上昇となった。上げ幅は前期の5.7%から拡大し、2006年10~12月期以来の高水準に達した。(表参照)

住宅価格の上昇は、欧州中央銀行(ECB)がコロナ禍対応として金融緩和を進めた結果、金融市場に大量の資金が流れ込み、住宅ローン金利が下がって住宅を購入する人が増えているのが主因とみられる。

EU27カ国ベースの上昇率は、07年7~9月期以来の高水準となる7.3%。キプロスを除いて値上がりした。主要国の上げ幅はドイツが10.9%、フランスが5.7%、スペインが3.3%、イタリアが0.4%となっている。

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