スイス証券取引所を運営するSIXは16日、事業実体がない特別買収目的会社(SPAC)の上場を12月6日から認めると発表した。
SPACは非上場企業の買収だけを目的とするペーパーカンパニー。投資家などがSPACを設立し、上場で調達した資金で新興企業などを買収し、その企業を存続会社として上場させる動きが世界的に広がっている。SPACは事業実態がないため上場審査のハードルが低く、簡単に上場できるという利点がある。
SPAC 上場の解禁を計画していたSIXは、スイス金融当局の「スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)」の指示に従って上場ルールを改正。解禁を認可された。