ドイツ鉄道が上海に物流子会社、中国~欧州の輸送拡大へ

ドイツ鉄道(DB)は26日、上海に子会社DBカーゴ・トランスアジアを設立すると発表した。中国~欧州間の鉄道貨物輸送事業を統合。欧州向け貨物の集配・輸送サービスを一元的に提供して利便性を高め、需要を掘り起こす狙いだ。

鉄道貨物輸送は海運に比べ輸送日数が大幅に短い。また、航空貨物に比べると二酸化炭素(CO2)排出量が95%少ないほか、料金も10分の1程度で済む。このため中国と欧州を結ぶ鉄道輸送需要は急速に伸びている。

中国~欧州間でDBが運行する貨物列車は年3,000編成のスピードで増えており、昨年は1万2,000編成に達した。2025年には輸送能力を昨年の20万TEU(20フィートコンテナ換算)強から50万TEUに拡大する計画だ。

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