独自動車大手のBMWグループは8日、ハイテク半導体メーカーの独INOVAセミコンダクターズ(以下、INOVA)、および、半導体製造会社(ファウンドリ)の米グローバルファウンドリーズと半導体の直接調達について合意したと発表した。INOVAは工場を持たない(ファブレス)半導体メーカーで、ドイツのミュンヘンに本社を置く。両社から調達する半導体は、次世代スマートLED照明技術「ISELED」に使用する。
BMWグループは、今回の合意により、年数百万個の半導体の安定供給を確保する。両社から調達する半導体は当初、BMWが11月初めから世界市場で出荷を開始した「iX」に搭載し、その後、他のモデルにも採用を広げていく。
同社によると、自動車には装備に応じて数千個もの半導体が使用されている。半導体はさまざまな機器の制御や作動に不可欠な部品であり、自動車に使用される半導体の数は増加傾向にある。