家具大手イケア(スウェーデン)の世界中の店舗の大半を運営するインカ・グループは6日、ドイツとスペインで9件のソーラーパーク(大規模な太陽光発電所)開発プロジェクトを買収したと発表した。店舗の再生可能エネルギー利用を促進するのが狙い。取引額は3億4,000万ユーロに上る。
買収するのはドイツの太陽光発電企業エネルパルクが建設するソーラーパーク。年内に着工する。発電容量は計440メガワット(MW)で、イケアがドイツ、スペインで展開する全店舗、倉庫が消費する電力を全面的に賄うことができる。
インカ・グループはイケアの脱炭素化を進めており、現在は10カ所にソーラーパークを置いて店舗、倉庫に電力を供給している。