欧州委員会は11日、欧州連合(EU)の「危ない航空会社」のリストにアエロフロートなどロシアの21社を新たに加え、EUへの乗り入れを禁止すると発表した。安全上の問題によるもので、ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁とは無関係と説明している。
EUは2006年から安全基準を満たしていない航空会社を「危ない航空会社」のリストに指定し、域内への乗り入れを禁止または制限している。ロシアの21社については、運用している外国籍の航空機が有効な耐空証明を受けていないにもかかわらず、ロシア当局から運航が認められているとして、リストに指定した。
今回の決定により、EU域内への乗り入れが禁止される航空会社は計117社となった。