中国パソコン大手レノボ、ハンガリー工場が開所

●同社にとり欧州で初の工場

●1日にサーバー1,000台、ワークステーション4,000台を生産可能

中国パソコン大手レノボ(聯想集団)は14日、ハンガリー工場が開所したと発表した。内製と外注の二本立てで製品を生産するグループ戦略に沿うもので、欧州で初の工場となる。まずはサーバー設備やメモリーシステム、ハイエンドPCワークステーションを生産し、欧州、中東、アフリカの顧客に供給する。投資額は82億フォリント(2,470万ユーロ)。

立地はブダペストの南東約25キロに位置するユレーだ。新工場は3階建ての建物2棟から成り、総床面積は5万平方メートル弱に上る。顧客の要望に沿った仕様で、1日にサーバー1,000台、ワークステーション4,000台を生産できる。すでに1,000人以上がフルタイム勤務している。

レノボはハンガリーを選んだ理由として、◇インフラが整っている◇技能を有する人材の存在◇欧州の中央に位置する地の利――をあげた。また、投資計画の一部について、ハンガリー投資庁(HIPA)の優遇措置が適用されたことを指摘した。(1HUF=0.35JPY)

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