●BEAMは中小企業が資金を調達しやすいよう、上場の要件が簡略
●ドロナミクス、バイオディット、シン・カーズなどが上場済み
ブルガリア議会は24日、ブルガリア証券取引所(BSE)のブルガリア企業アクセラレータ市場(BEAM)における調達上限額を従来の300万ユーロから800万ユーロへ引き上げる法案を可決した。
BEAMは中小企業が資金を調達できるようにする目的で、2018年に開設された。プライム市場よりも上場の要件が簡略で、金融監視委員会(FSC)の承認した目論見書がなくても株式が公開できる。
昨年には貨物ドローンのドロナミクス、生体認証セキュリティ技術のバイオディット、電動スーパーカー・小型トラックのシン・カーズ・インダストリーなどが上場した。最近では今月、投資プラットフォームのウェビット・インベストメント・ネットワーク(WIB)が580万レフ(300万ユーロ)を調達。来月にはアパレル一貫受託サービスのファッションサプライが上場を予定している。(1BGN=73.08JPY)