シーメンス、VWの米充電インフラ子会社に資本参加

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は6月28日、独電機大手のシーメンスがVWの米充電インフラ子会社エレクトリファイ・アメリカ(EA)に資本参加すると発表した。VWとシーメンスが合計で4億5,000万米ドルをEAに投資し、EAの成長戦略を後押しする。

EAは、すべての自動車メーカーが使用できる公共急速充電インフラを北米市場で整備している。VWはEAのインフラを2026年までに現在の2倍以上の1,800カ所/1万基に拡大する目標を掲げている。

なお、VWグループは提携先と協力し、2025年までに、欧州、中国、米国に約4万5,000基の急速充電ポイント(HPC)を整備する計画を打ち出している。

シーメンスは、金融子会社のシーメンス・フィナンシャル・サービシズ(SFS)を通して数億ドルを出資し、EAの取締役会に1人を送り込む。EAにとっては、シーメンスが初めての外部投資家となる。

メディア報道によると、シーメンスはEAに2億5,000万ドルを出資する。シーメンスの出資比率は約10%となる。また、EAはこれまでに、800カ所/約3,500基の急速充電インフラを整備している。

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