Benova Eco Protect

独自動車部品大手のコンチネンタルが開発した内装表面材用の新素材。柔らかい肌触り、高級感、耐熱性・耐光性の高さによる寿命の長さなどを特徴する。例えば、耐熱性では、摂氏120度の高温にも耐えることができる。

コンチネンタルは当初、当該新素材をドイツの工場で生産し、近く、米バージニア州のウィンチェスター工場でも生産を開始する予定。

当該素材では、例えば、柔軟性や弾性を与えるために添加する可塑剤や動物由来の材料を使用しないなど、環境負荷の低減にも配慮している。

生産工程においてもエネルギー効率や省資源に配慮している。例えば、乾燥工程では、溶剤が蒸発しないため、排ガスの後処理が不要となっている。

Benova Eco Protectは、GADSL(Global Automotive Declarable Substance List:自動車業界共通の化学物質リスト)や欧州の化学規制REAChの基準を満たしている。

Benova Eco Protectの厚さは0.9mm〜4.3 mm。素材のキャリアはテキスタイル、ポリウレタンフォーム、サンドイッチフォーム、スペーサーファブリックで構成されている。

インスツルメンツパネル、ドアパネル、サイド/センターコンソール、シートカバー、ヘッドレストなどさまざまな内装部品の表面材として使用することができる。

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