州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は8日、陸上風力発電施設の建設を迅速化するための法案を可決した。同法案はすでに連邦議会(下院)を通過しており、来年1月に施行される見通しだ。
ドイツでは生物種の保護規定や各州が独自に定める設置規制が風力発電拡大の大きな障害となっている。この現状を改めるため、政府は法案を作成した。
同法が施行されると、各州は州土の一定比率を風力発電向けに割り当てることを義務付けられるようになる。また、生物種の多様性に対する風力発電のリスクは全国統一の標準化された方法で評価されるようになる。