●投資額は9,000万ユーロ超、当初は5月末の完工を予定
●第2段階の拡張には来年着手、生産能力を2倍以上に増強
自動車部品大手の独コンチネンタルはこのほど、リトアニアのカウナス工場の拡張プロジェクトの第1期が完了したことを明らかにした。第1段階の投資額は9,000万ユーロ超で、当初の計画では5月末の完工を予定していた。生産部門と管理部門合わせて施設面積が6,600平方メートル拡大した。
第2期の拡張には来年着手し、生産能力を2倍以上に増強する計画だ。拡張プロジェクト全体で投資額は1億9,000万ユーロ超を見込む。現地通信社LETAが独バルト地方商工会議所の情報として報じたところでは、 すでに第2段階の準備に入っている。
コンチネンタルは2019年、カウナス自由経済地区に情報通信(ICT)技術を駆使したインダストリー4.0(I4.0)対応の最新工場を建設し、車体の安全や運転アシスト機能に関わる製品の生産拠点として稼働を開始した。現在、従業員数は666人で、2025年までに1,500人に増やす計画だ。同工場は製造業の外国直接投資としてリトアニア最大規模となる。