中国のスマートフォン大手オッポがドイツでの製品販売を停止した。特許訴訟でフィンランド競合のノキアに敗訴したためで、オッポの独サイト上には「わが社のサイトでは現在、製品情報を提供できません」との文面が記されている。広報担当者はメディアの問い合わせに、ドイツ市場からは撤退しないと回答した。
オッポは自社製品でノキアの特許を使用している。移動通信の基本的な特許で、これまでは特許料を支払ってきた。特許契約の失効を受け更新交渉を行ったが、特許料をめぐって合意できなかったことからノキアが提訴。ミュンヘン地方裁判所は5日、オッポは計2件の特許を侵害しているとしてノキア勝訴の判決を下した。