スペインの自動車部品メーカー、グルーポ・アントリンは6日、独化学大手BASFの完全子会社であるトリナミックス(trinamiX)と生体認証技術を活用した自動車向けの新技術を共同開発すると発表した。トリナミックスの顔認証技術をグルーポ・アントリンの製品ポートフォリオに導入し、ドライバーが顔認証で自動車のドアを開錠できるようにする。
グルーポ・アントリンは、内装向けのインテリジェントな表面(スマートサーフェイス)技術を外装部品に投入する。トリナミックスの顔認証技術は特許取得済みのアルゴリズムにより、人の肌を検出して個人認証を行う仕組み。両社の技術の統合により、ドライバーが車に近づくと、ドライバーを生体認証し、開錠することが可能になる。このような技術の採用により、自動車メーカーは顧客の運転体験を高めることができる。