アディエント、H2GSからグリーン鉄鋼を調達

米自動車シート大手のアディエントは9月1日、同社のEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)事業本部のあるドイツのブルシャイトで、スウェーデンのグリーン製鉄のスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)から鉄鋼を調達する合意書に署名した。2026年から化石燃料を使用せず二酸化炭素(CO2)排出量が大幅に少ない鉄鋼を調達し、アディエントの金属製品に使用する。

H2GSは生産工程で使用する石炭をグリーン水素に置き換えるほか、化石燃料を使用しない電力を使用することで生産時のCO2 排出量を従来の鉄鋼製品に比べ最大95%削減している。

アディエントは生産拠点におけるCO2排出量(自らの直接的な排出量およびエネルギー調達による間接的な排出量)を2030年までに75%削減する目標を掲げる。また、サプライチェーンにおける排出量は2030年までに35%削減を目指している。

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