材料・部品不足が再び悪化

サプライチェーンのひっ迫度が再び高まっている。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする9月のアンケート調査結果をもとに30日に発表したところによると、材料・部品不足に現在、苦慮するメーカーの割合は8月の62.0%から65.8%へと上昇し、2カ月ぶりに拡大した。不足度は主要業界で高く、機械で86.2%、データ処理装置で86.0%、自動車で82.0%、電気設備で78.7%に達した。

一方、エネルギー集約型業界は化学が44.9%、ガラス・セラミックが41.7%、製紙が36.3%、金属製造・加工が31.7%と比較的、低かった。エネルギー価格の高騰を受けて生産を縮小している企業が多いという事情が背景にある。

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