第3四半期の実質賃金5.7%低下

ドイツ連邦統計局が29日発表した第3四半期(7~9月)の実質賃金指数(暫定値)は前年同期を5.7%下回った。同指数の低下は4四半期連続。名目賃金は2.3%増えたものの、消費者物価が8.4%上昇したことから、実質賃金が大幅に減った。

実質賃金は昨年第4四半期に1.4%低下。その後は今年第1四半期が1.8%減、第2四半期が4.4%減と、下げ幅が拡大し続けている。統計局によると、4四半期連続の低下は統計開始(2008年)後で初めて。また、第3四半期の下げ幅5.7%はこれまでで最大という。

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