製造業受注残高が再び増加

ドイツ連邦統計局が19日発表した10月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で152.3(暫定値)となり、前月を0.3%下回った。増加は2カ月ぶり。過去最高となった8月(153.3)を下回ったものの、コロナ禍とウクライナ戦争に伴うサプライチェーンのひっ迫を背景に高水準が続いている。

受注残高を地域別でみると、国内が0.2%、国外が0.3%の幅で増えた。部門別では投資財が0.4%、消費財が0.7%増加。中間財は0.6%減となり、これまでに引き続き落ち込んだ。

受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は7.6カ月となり、前月の7.7カ月からやや縮小した。部門別の内訳は投資財が11.3カ月(前月11.4カ月)、中間財が3.7カ月(3.8カ月)、消費財が3.5カ月(3.5カ月)となっている。

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