仏自動車大手のルノー・グループは11月30日、欧州航空宇宙大手のエアバスと次世代バッテリーシステムの研究開発で提携すると発表した。業界を超えた横断的な協力と相乗効果により、各社の電動化戦略を加速する。具体的には、電気自動車の長距離走行を可能にするためのエネルギー貯蔵技術の開発や、エアバスが計画する将来のハイブリッド電動航空機の開発に両社の協力関係を生かしていく。
両社の研究開発チームは、エネルギー管理の最適化、バッテリーの軽量化、エネルギー密度を2倍にする可能性のある全固体電池の開発などで協力する計画。また、生産からリサイクルまでのライフサイクル全体も研究対象とする。