英大手銀行HSBCは11月30日、新たに国内の114支店を閉鎖すると発表した。ネットバンキングを利用する顧客が増え、実店舗の重要性が薄れているためで、2023年4月から段階的に実施する。
HSBCでは2017年から支店を利用する顧客が半数を割り込み、現在は取引の97%以上がデジタル化されている。このため、コスト削減のため支店数の縮小を進めており、21年1月に国内支店全体の約14%に相当する82支店の閉鎖を発表。22年3月には追加で69支店を閉鎖する方針を打ち出していた。
新たな閉鎖は国内支店の約4分の1に上る規模。一時は1,200店近くに達していた支店数は327店に減少する。