スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは8日、同国首都のストックホルムに新しい技術ハブを開設した。これにより、販売モデルの電動化、オンライン販売の拡大、ソフトウエア定義型自動車への転換など、新しい変化への取り組みをさらに進めていく。
ストックホルムの技術ハブは、2階建てで床面積は7,500平方メートル以上、従業員700人超が勤務することができる。市内にある販売店(ボルボ・スタジオ)の近くに位置する。
ボルボ・カーズは11月に、インドのバンガロールに新しい技術ハブを開設したばかり。このほか、サニーベール(米国)、ルンド(スウェーデン)に既に、技術ハブを設けている。各ハブは専門分野を持っており、ストックホルムの技術ハブは、直接的な顧客関係、カスタマージャーニーに重点を置く。他の技術ハブは、研究開発(R&D)、自動運転技術、データアナリティクス、デジタルアプリケーション開発などに重点を置いている。
ボルボ・カーズは2030年までに純粋な電気自動車メーカーとなることを目指している。また、オンライン販売も強化していく方針を打ち出している。