自転車製造の独プロフェーテが12月下旬に経営破たんしたのはハッカー攻撃が引き金であることが分かった。暫定管財人への取材をもとに日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
それによると、同社は11月末にハッカー攻撃を受け、3~4週間、業務停止を余儀なくされた。サプライチェーンのひっ迫を背景とする部品不足で完成品の生産が停滞し、2022年9月通期の売上高が計画(2億1,000万ユーロ)を大幅に下回る1億5,900万ユーロにとどまっていたこともあり、生産停止に伴う損失をカバーできなかったという。
プロフェーテはホームセンターやディスカウントストアで販売される低価格帯製品と、専門店を通して販売するブランド品をともに手がける自転車メーカー。電動アシスト自転車も生産している。