ドイツ連邦統計局が10日発表した昨年11月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月比16.9%増となり、上げ幅は8月の同16.5%を上回った。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好。8月比では2.5%上昇した。統計局は2月と5月、8月、11月のデータを定期的に公表している。
骨組み工事の価格は15.8%上昇した。同工事に占める比重が特に大きいコンクリート工事と左官工事は上げ幅がそれぞれ17.6%、13.6%だった。屋根ふきは20.3%、土木工事は15.7%。
建設価格は住宅以外でも上げ幅が大きく、オフィスビルは17.8%、商工業施設は17.6%、道路は19.3%、住宅メンテナンスは16.8%に上った。