22年の英乗用車生産9.8%減、56年以来の低水準に

英自動車工業会(SMMT)が26日に発表した2022年の自動車生産台数は77万5,014台となり、前年から9.8%減少した。サプライチェーンの混乱による半導体不足が大きく響き、1956年以来の低水準に落ち込んだ。

生産台数はコロナ禍前の19年を40.5%下回る水準。半導体不足のほか、中国でゼロコロナ政策によるロックダウンが続き、供給網に悪影響が出たことや、ホンダのスウィンドン工場閉鎖、ロシアへの輸出禁止なども不振の要因となった。

一方、電気自動車(EV)の生産台数は4.8%増で、前年に続いて伸びた。メーカー別では、EV「リーフ」などを生産する日産が16.5%増の23万8,329台で最多だった。

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