シーメンス・エナジー、子会社ガメサ上場廃止を株主承認

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは25日、風力発電機子会社シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)の上場を廃止する計画がSGREの臨時株主総会で承認されたと発表した。今後はスペイン証券取引委員会(CNMV)の承認を得て、上場を廃止する。

SGREはスペインに本社を置く子会社。陸上風力発電機事業のコスト膨張や生産トラブルなどの問題を抱えることから、シーメンス・エナジーは完全傘下に収め、再建を速やかに進める方針を表明していた。株式公開買い付け(TOB)を通して昨年12月に出資比率を従来の67.1%から92.72%へと拡大。上場廃止決議の準備を整えていた。

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