独豪が気候保護分野でも協力へ

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候保護相とオーストラリアのクリス・ボウエン気候保護・エネルギー相は1月27日、気候保護分野でパートナーシップを締結することで合意した。エネルギー分野のパートナーシップを両分野のパートナーシップへと発展させる。ハーベック氏は、両国は炭素中立実現に向けた正しい道を歩んでいると述べた。

独豪は2017年にエネルギー分野の協業を開始。21年にエネルギーパートナーシップへと発展させていた。気候保護分野でどのような取り組みを行うかは今後数カ月をかけて協議していく。

ハーベック氏とボウエン氏は今回、水素分野の協業と、水素と誘導体の共同市場設立・拡大についても意見を交わした。両国は21年にグリーン水素の分野で協業合意。◇独豪の研究者・企業によるグリーン水素の生産、貯蔵、輸送、利用の技術開発と、実際の使用環境下でのテスト◇オーストラリアでのグリーン水素量産◇オーストラリアで製造したグリーン水素とその誘導体をドイツに輸送するためのオークション――の支援を共同で行うことを取り決めた。

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