スウェーデン中銀、0.5%ポイント利上げ

スウェーデン中央銀行のリクスバンクは9日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.0%にすると発表した。インフレ率の急上昇を受けて昨年4月から金融引き締めを進めているが、物価高に歯止めがかからないことから追加利上げに踏み切った。

同国ではエネルギー価格高騰の影響でインフレ率が10%を超えている。中銀は声明で、エネルギー価格の上昇が鈍化しているものの、「インフレ率は依然として高すぎる」と指摘。通貨クローナが下落し、輸入コストが膨らむことで今後も上昇が続く可能性があるとして、11月以来の利上げを決めた。今春に追加利上げを実施する意向も表明した。

さらに中銀は、金融引き締めの一環として、4月から保有する国債の売却を開始することも明らかにした。

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