EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の2022年12月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.1%下落し、2カ月ぶりのマイナスとなった。前月は1.4%の上昇だった。(表参照)
分野別ではエネルギーが1.3%上昇したが、中間財が2.8%、資本財が0.4%、耐久消費財が1.4%、非耐久消費財が1.0%の幅で低下した。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は0.4%下落。主要国はドイツが2.1%の低下となった。フランスは1.1%、イタリアは1.6%、スペインは0.7%の幅で上昇した。
前年同月比ではユーロ圏が1.7%、EUが0.4%の低下。前月はそれぞれ2.8%、2.7%の上昇だった。