自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が中国の新興電気自動車(BEV)メーカー、零跑汽車(リープモーター)との協業に向けて協議しているとの観測が浮上している。現地メディア財聯社が2日付で報じた。VWは不振の中国BEV販売をテコ入れするため新興BEVメーカーの小鵬汽車(XPENG)などと開発提携すると7月下旬に発表したばかり。世界最大市場での地盤沈下を防ぐために地場メーカーをフルに活用する考えとみられる。VWもリープモーターも報道内容へのコメントを控えている。
報道によると、VWはリープモーターが開発した技術プラットホームをベースとする車両を若年層向けの低価格ブランド「ジェッタ」で生産する可能性がある。生産は第一汽車との合弁会社で行うことになるという。