チェコ銃器大手コルトCZ、ハンガリーで生産拡大

銃器大手の米コルトを傘下に持つチェコのコルトCZ(チェスカー・ズブロヨフカ)
がハンガリーでの生産増強に乗り出している。南西部のヴァルポラータ工場では同
国政府と合弁で弾薬生産を開始。南部のキシュクンフェレギハーザにはライフル銃
や軽機関銃などの小型武器の工場を建設する。中東欧経済紙『Mittel & Osteuropa
Aktuell』が3日付で報じた。
コルトCZはポートフォリオの拡大を続けている。今年初めには米ゼネラル・ダイナ
ミックス(GD)の防衛・航空宇宙装備品部門、ゼネラル・ダイナミックス・オード
ナンス・アンド・タクティカル・システムズから、自動グレネードランチャー
「Mk47ストライカー」の所有権を取得した。
コルトCZはチェコの銃器メーカーCZが2021年にコルトを完全買収したことに伴い誕
生した。本国と米、カナダ、スウェーデン、スイス、ハンガリーで合計3,600人以
上を雇用している。

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