卸売物価の上げ幅4カ月連続で縮小、8月は18.9%に
ドイツ連邦統計局が15日発表した8月の卸売物価指数は前年同月を18.9%上回った。上げ幅は原料、中間財価格の高騰を背景にこれまでに引き続き大きかったものの、4カ月連続で縮小した。過去最高となった4月は23.8%に達してい […]
ドイツ連邦統計局が15日発表した8月の卸売物価指数は前年同月を18.9%上回った。上げ幅は原料、中間財価格の高騰を背景にこれまでに引き続き大きかったものの、4カ月連続で縮小した。過去最高となった4月は23.8%に達してい […]
化学大手の独ヘンケルは15日、米国の研究開発企業ナノラミック・ラボラトリーズから熱伝導性材料(TIM)事業を取得したと発表した。市場が急成長するTIM分野で自社のポートフォリオを拡充する狙い。買収金額は明らかにしていない
特殊化学大手の独エボニックは15日、窒素肥料の使用を大幅に削減する技術を開発していると発表した。窒素は製造に際し大量の二酸化炭素(CO2)が排出されるうえ、施肥量が多いと土壌・地下水汚染を引き起こす問題もあることから、そ
全日本空輸(ANA)は13日、羽田~独フランクフルト線の運航をこれまでの週10往復から週14往復(1日2便)に増やすと発表した。10月30日付で新ダイヤに移行する。期間は来年3月25日まで。
東レは15日、不織布の極細吸音材「エアライト(Airlite)」をチェコで生産する と発表した。欧州の自動車用吸音材事業を強化する戦略の一環。チェコの東レ・テ キスタイルズ・セントラルヨーロッパ(TTCE)と韓国の東レ先
貨物ドローンの製造・運営を手がけるブルガリアのドロナミクスは13日、独自開発 の大型貨物ドローン「ブラックスワン」の製造で、繊維複合材部品の独コテサと戦 略提携を結ぶと発表した。欧州における来年の運航開始に向け、ドローン
ドイツ最大の天然ガス輸入会社ユニパーは14日の適時開示で、同社の経営安定に向けた協議を親会社であるフィンランドのフォータムおよびドイツ政府と進めていると発表した。ユニパーはロシア産天然ガスの供給削減で資金繰りが急速に悪化
ドイツ政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は14日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙への寄稿文で、エネルギー危機対策の見直しを提言した。ロシア産天然ガスの欧州向け供給が削減・停止され、冬季のエネルギー不足が懸念
独化学工業会(VCI)は14日、同国化学・製薬業界の2022年の生産予測を従来の前年比1.5%減から5.5%減へと大幅に引き下げた。天然ガス、電力価格の高騰を受けて多くの企業が生産を抑制していることを受けたもので、化学業
電機大手のシーメンスは14日、同社がゼネコンとして独南東部のヴンジーデルに設置したグリーン水素生産施設が操業を開始したと発表した。製造した水素は同市と周辺地域に供給する。 同社は2020年、再生可能エネルギーを用いて水素
ドイツ政府の経済安定化基金(WSF)は13日夜、保有するルフトハンザ航空株6.2%を場外取引で投資家に売却した。これで同社からの資本撤退を完了。ルフトハンザは公的支援を完全に脱却した。 ルフトハンザはコロナ禍で経営が急速
フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは13日、ロシアの販売事業などを売却すると発表した。ロシアのウクライナ進攻を受けた措置。現地の販売パートナーに譲渡する。取引の成立には現地当局の承認が必要で、同社は来年第
チェコ政府は12日の臨時閣議で、一般世帯および中小企業の電力・ガス料金に上限 を導入する法案を承認した。エネルギー価格高騰にともなう国民の負担を軽減する 狙い。一方、チェコが電力輸出国である事実を踏まえ、これを23、24
自動車部品大手の独ボッシュは13日、動力源に燃料電池を用いたバンの公道走行試験を開始したと発表した。電気自動車(BEV)のバンは航続距離が短く、充電時間が長いという弱点があることから、同社は燃料電池バンの需要があると判断
独パイロット労組VCは12日、ルフトハンザ航空でのストライキを来年6月30日まで見合わせることで経営陣と合意した。労使は交渉の主要な争点で速やかに合意に達するのは難しいと判断。今後およそ10カ月をかけてじっくりと協議する
ドイツ鉄道(DB)と電機大手シーメンスは9日、共同開発中の水素燃料電池列車の初走行試験を独西部のヴェークベルク市にあるシーメンスのテストセンターで実施した。DBは2040年までの炭素中立実現を目指しており、近距離交通で使
ブルガリアの電動車(EV)メーカー、シン・カーズ・インダストリー(Sin Cars) は9日、ルーマニアに工場を設置し、生産能力を強化する計画を明らかにした。完 成後は多目的プラットフォーム「Lシティ」を用いた車両を生産
独エネルギー大手EnBWの子会社で天然ガス輸入3位のVNGは9日、連邦経済・気候省(BMWK)に公的支援を申請すると発表した。公的支援を申請するガス輸入会社は最大手ユニパーに次いで2社目。両社ともロシア産ガスの供給削減・
化学大手の独BASFと韓国造船大手の現代重工業は9日、船舶が排出する二酸化炭素(CO2)を船上で分離・貯蔵する「船上二酸化炭素回収・貯留(OCCS)」のフィージビリティスタディを実施することで合意したと発表した。船舶のC
高級乗用車大手の独BMWは9日、電動車に搭載する新たなリチウムイオン電池セルを開発したと発表した。同社第6世代の新電池セルは新しいアーキテクチャーを踏まえ、これまでの角型から円筒形へと変更されている。2025年以降に市場
電機大手の独シーメンスは8日、国営エジプト電力持ち株会社(EEHC)の子会社アレクサンドリア配電会社(AEDC)から高度配電管理システム(ADMS)とスマートメーターを受注したと発表した。プロジェクト総額は約5,000万
自動車部品大手の独ボッシュは8日、路車間・車車間通信の標準化に向けた産学プロジェクトを実施すると発表した。同標準を策定することで、自動運転車の普及に必要な前提条件を作り出す考え。プロジェクトを統括するボッシュのペーター・
自動車大手の独メルセデスベンツは8日、大型バンの欧州生産ネットワークを再編すると発表した。車両の電気自動車(BEV)化に伴い変動費が大幅に増えているうえ、大型バン市場への競合の新規参入で競争が激化していることを受けた措置
アイルランドに本社を置く独米系工業ガス・プラント大手のリンデは8日、米ニューヨーク州ナイアガラフォールズ市に35メガワット級のプロトン交換膜(PEM)水電解槽を建設すると発表した。米国での液体水素生産能力を2倍以上に引き
アルミニウム大手の独スペイラ(ノルスク・ハイドロの元アルミ圧延品部門)は7日、デュッセルドルフ西部のノイスにある「ラインヴェルク工場」の精錬規模を50%引き下げると発表した。エネルギー価格の高騰を受けた措置。状況改善の見
セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.5%に設定し た。利上げは6会合連続。市場は0.25ポイントの上げ幅を予想していた。景気の減 速が予想される中、物価上昇に歯止めをかけるため積極的な
ポーランドの精銅大手KGHMとルーマニア国営の原発運営事業者SNニュークリアエレ クトリカは6日、小型モジュール炉(SMR)の導入で提携することで基本合意書に調 印した。ポーランドにとっては、天然ガス調達における対ロシア
トイレットペーパーで有名なハクレ(Hakle)が民事再生手続きの適用をデュッセルドルフ区裁判所から受けた。エネルギーなどのコストが大幅に増え経営が危機的な状況に陥っている。靴販売チェーンのゲルツ(Goertz)も6日、イ
ドイツの物流が滞る懸念が出てきた。ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせない尿素水(アドブルー)の生産を大手メーカーSKWシュティックシュトッフヴェルケ・ピーステリッツが、天然ガス価格の高騰を理由に停止したためだ。物流業界団体
米銀JPモルガン・チェースはドイツで大規模停電が発生し、同国で業務を行えなくなった場合の対策を策定したもようだ。英『テレグラフ』紙が消息筋の情報として報じたもので、フランクフルトの業務を英ロンドンなどドイツ以外の拠点に臨
ドイツ連邦統計局が7日発表した2022年上半期の国内発電量(送電網への供給ベース)2,632億キロワット時(kWh)となり、前年同期を1.3%上回った。石炭発電が17.2%増、再生可能エネルギー発電が12.1%増と2ケタ
メッセンジャーRNA(mRNA)タイプの新型コロナウイルスワクチンを米ファイザーと共同開発した独ビオンテックは7日、ウール・シャヒン最高経営責任者(CEO)がイスラエルを訪問し、オルナ・バルビバイ経済産業相(国防軍元少将
光学部品大手の独イエナオプティックは6日、同国東部のドレスデンで新工場の鍬入れ式を行った。半導体の製造に投入される光学部品とセンサーを生産する。半導体市場の成長に伴って拡大するこれら部品の需要を取り込む意向だ。 7,00
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した7月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で98.0(暫定値)となり、前月を0.3%下回った。減少は2カ月ぶり。経済省はロシア産天然ガスの供給削
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した7月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で104.6(暫定値)となり、前月を1.1%下回った。減少は6カ月連続。前年同月比(物価・営業日数
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は5日、高級スポーツ車子会社ポルシェAGの新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。車両の電動・IoT化などトランスフォーメーションに必要な資金を確保する狙い。ポルシェAGは経営
ドイツ国内の天然ガス備蓄率が2日時点で85.02%に達し、10月1日の義務水準(85%)を約1カ月前倒しで達成したことが、連邦ネットワーク庁の4日付ガス供給日報で分かった。ロシアはガス管「ノルドストリーム1」を通した欧州
ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相(緑の党)は5日、原子力発電からの撤退時期を当初計画の今年末から来年4月中旬に延期する方針を明らかにした。ロシア産天然ガスの供給削減・停止を受け冬季にエネルギー不足に陥る懸念を排除
トルコ統計局(TUIK)が5日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比 べ80.2%上昇し、1998年10月以来で最高を記録した。前月比の上昇幅は1.46%と、 年初以来で最も小さくなり、インフレ高進のペース
ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した8月の乗用車新車登録台数は19万9,183台となり、前年同月を3.0%上回った。増加は6カ月ぶり。比較対象の2021年8月に比べ営業日数が1日多かったことが大きい。 1~8月は前年
独与党3党は4日、エネルギー価格高騰の直撃を受ける市民、企業の負担軽減策を取り決めた。軽減策の第3弾となる今回の合意の総額は650億ユーロ(9兆円強)超で、第1弾と2弾の合計(300億ユーロ)の2倍以上に上る。天然ガスと
鉄鋼世界2位のアルセロールミタルは2日、ドイツの生産施設の操業を一部、停止すると発表した。世界需要の低迷とエネルギーコストの高騰を受けた措置。独法人のライナー・ブラシュク最高経営責任者(CEO)は「数カ月で10倍に上昇し
ニコンは2日、金属アディティブマニュファクチャリング(AM)の有力企業である独SLMソリューションズ・グループを買収すると発表した。戦略事業と位置付けるデジタルマニュファクチャリングで将来性の高い金属AM事業を強化。同分
ドイツ連邦統計局が2日発表した7月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで1,313億ユーロとなり、前月を2.1%下回った。減少は4カ月ぶり。エネルギー価格の高騰や世界経済の低迷が響いた格好で、最大の仕向け先である
食品や化学産業向けの機械・設備を製造する独GEAは2日、製薬業界向け凍結乾燥システム事業の新拠点をケルン西方のエルスドルフに設置すると発表した。30キロほど離れたヒュルトにある既存拠点がキャパシティの限界に達したことから
化学大手の独BASF、サウジ基礎産業公社(SABIC)、プラント大手リンデは1日、スチームクラッカー(蒸気分解炉)の熱源に再生可能エネルギー電力を投入するプロジェクトで、加熱炉の実証設備の建設を開始したと発表した。電力ベ
パナソニックは2日、チェコでのヒートポンプの生産能力を増強すると発表した。 プルゼニ工場に2025年までに約200億円を投じ、欧州で需要が拡大しているヒート ポンプ式温水暖房機(A2W)の年産規模を50万台まで引き上げる
ドイツ政府は1日、浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)を米エクセラレート・エナジーからチャーターすることで合意したと発表した。政府はすでにFSRU4隻のチャーター契約を結んでおり、今回の合意で5隻に拡大する。民間の
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは1日、取締役会、ブランド・グループ、およびブランド間で権限を再編すると発表した。車両の電動・IoT化といった課題に適切に対応できるようにする狙い。同日付で新体制に移行した
三菱電機は1日、独自動車部品大手ボッシュと折半出資で運営する燃料噴射装置の合弁会社、日本インジェクタの操業を2025年末までに終了すると発表した。車両の電動化を受け、需要が今後、縮小していくことを見据えた措置。1986年