ドイツ国内では2日から、超大型トレーラー(ユーロコンビ)を導入する物流・運輸会社の申請受付が始まった。これは昨年12月、連邦政府がユーロコンビの国内走行を認める例外規定を閣議了承したことを受けたもので、運送事業者は国内の7州が独自に実施する運行実証試験に参加することができる。
\ドイツでは現在、走行できるトレーラーの長さは最大18.75メートルに制限されているが、実証試験では、最大25.25メートルのトレーラーの走行が例外的に認められることになった。ただし、車両総重量は現行規定の最大44トンが適用される。
\実証試験には400台のユーロコンビを参加する。走行できるのは、バイエルン、ザクセン、チューリンゲン、ヘッセン、ニーダーザクセン、ハンブルク、シュレスヴィヒ・ホルシュタインの7州のみ。ザクセン・アンハルトは実験に参加しないものの、州内の走行を容認するという。
\物流企業は大きな関心を示しているものの、参加には慎重だ。交通の大動脈を抱えるノルトライン・ヴェストファーレン州が不参加を表明しているからだ。例えば、エムデンからカッセルに向かう場合、大きく迂回しなければならないなどの問題がある。
\なお、メディアはユーロコンビを「ギガライナー」と呼んでいるが、連邦交通省は「ロング・トラック(Lang-LKW)」の名称を使っている。
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