独フォルクスワーゲン傘下のチェコのシュコダ自動車が5日発表した2011年の世界販売台数(速報値)は前年比15%増の87.5万台となり、過去最高を更新した。インドや中国、ロシアなど新興国やドイツでの販売が好調で全体をけん引した。ヴィンフリート・ヴァーラント社長は声明で、2018年までに販売台数を150万台とする成長戦略に言及。「11年は、目標達成に向けた素晴らしいスタートの年となった」とコメントした。
\今年はムラダー・ボレスラフにある中核工場の拡張工事を完了し、「ファビア」と「オクタビア」に続く第3のモデルの生産を開始するほか、オクタビアの生産台数を現在の日産800台から1,200台に引き上げる。ブルフラビ工場では年末からダブルクラッチトランスミッションの生産を開始し、フォルクスワーゲングループに供給する。また、ロシアでは提携するGAZのニジニー・ノブゴロド工場で「イエティ」の生産をスタートさせる予定だ。
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