独自動車部品大手のコンティネンタルは9日、GENIVI規格に準拠した車載マルチメディアヘッドユニットを2014年10月から量産する計画を明らかにした。ある欧州自動車メーカーのすべてのモデルに供給するもので、18年までに同メーカーのほとんどの新車に標準装備するとしている。
\新たなマルチメディアヘッドユニットシステムは、車載インフォテインメント向けのオープンプラットフォームの開発と導入を推進する非営利組織のGENIVIアライアンスが策定した仕様規格に対応しており、基本ソフト(OS)にリナックスを採用している。ラジオ、オーディオ、3Dナビゲーションなどの車載マルチメディアをネットワーク化するほか、交通・地域情報、天気予報などのインターネットコンテンツも利用できる。ユーザーは必要に応じて新たなアプリをインストールし、機能を拡充することもできる。
\コンティネンタルはシステムを供給する自動車メーカーの名前を公表していないものの、GENVIに加盟する独BMW、英ジャガー・ランドローバー、仏PSAプジョー・シトロエン、ルノーの可能性が高い。
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