独自動車部品大手のコンティネンタルは17日、欧州、アジア、北米の工場で生産している変速機の制御装置の生産が2011年は合計で1,000万ユニットを超えたと発表した。燃費改善に寄与する自動変速機の需要が世界的に高まっていることが背景にあるという。2012年にはドイツのニュルンベルクに変速機用制御装置の試験・開発センターが完成する予定。
\同社は1982年に初めて自動変速機向けの制御装置を開発、これまでに累計で4,200万ユニット以上を生産した。
\ラインアップは、無段変速機オートマチックトランスミッション(CVT)、自動制御式マニュアルトランスミッション、多段変速機付きオートマチックトランスミッション、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)向けなど幅広い。
\同社によると、米国市場では多段変速機付きオートマチックトランスミッションの販売好調が続く見通しという。特に変速段数が多く燃費改善効果の高いトランスミッションの需要が高まると予想している。同社は主に6段式、7段式の製品を販売している。アジアではCVTの需要が高く、欧州では、DCTの販売が増えるとの見通しを示している。
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