米自動車大手のゼネラルモーターズ(GM)は18日、イスラエルのベツァルエル美術デザイン学院と共同開発した後部座席用の多機能ウィンドウ・ディスプレーを発表した。「ウィンドウ・オブ・、オポチューニティー(WOO)」と名付けられた同システムは、後部座席の窓がディースプレーとなり、情報を表示したり、乗員が画面を通して外部とコミュニケーションすることができる。
\WOOプロジェクトは、後部座席の乗員が疎外感を感じていることが多いという調査結果にヒントを得たもので、GMの研究開発員とベツァルエル美術デザイン学院の学生は、特に子供に役立つようなコンセプトを念頭に置いて構想を練ったという。
\具体的には、GMの運動・光学センサー「EyeClick」を活用し、「Otto」「Foofu」「Spindow」「Pond」の4コンセプトを考案した。Ottoでは、アニメーションキャラクターが走行している場所に関連した天候や地域情報などを案内する。「Foofu」は子供が窓にさまざまな色でお絵かき遊びができるプログラムで、外の風景にインスピレーションを得て想像力を高めることができると説明している。Spindowは世界のWOOユーザーとコミュニケーションをとることができるプログラム。Pondはその他の走行車両と音楽やメッセージを交換できる機能がついている。
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