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2012/1/20

一般・技術・その他 (旧)

シュコダ、電気自動車の実証試験を開始

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、チェコのムラダー・ボレスラフ周辺で電気自動車「オクタビア・グリーン・Eライン」10台の実証試験を開始した。\ 同モデルは、VWの協力により「オクタ […]

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、チェコのムラダー・ボレスラフ周辺で電気自動車「オクタビア・グリーン・Eライン」10台の実証試験を開始した。

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同モデルは、VWの協力により「オクタビア・ステーションワゴン」をベースに開発した。電気モーターの最大出力は85キロワット、最大トルクは279Nm。リチウムイオン電池(容量:26.5キロワット時、重さ315キログラム)を搭載している。停止した状態から時速100キロメートルに12秒で加速する。最高速度は時速135キロメートル。1回のフル充電で150キロメートルを走行できる。

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シュコダは電気自動車のほか、従来の内燃エンジンの燃費・二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも注力している。チェコで昨年末に発売した小型車「Citigo」は走行100キロメートル当たりの燃費が4.2リットル、走行1キロメートル当たりの平均CO2排出量は97グラムに抑えている。同モデルはその他の欧州市場では夏前に発売する予定。同社によると、シュコダブランドのラインアップのうち7モデルがCO2の平均排出量で100グラムを下回っている。全63モデルの平均CO2排出量も130グラム以下にとどまるという。

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