伊タイヤ大手ピレリはこのほど、環境・国土海洋保全省とタイヤの生産とその使用による環境への影響の低減に関する合意文書に調印したと発表した。国際的に認められた手法によりタイヤのサイフサイクルにおけるカーボンフットプリントを算出し、音質効果ガスの削減に向けた最も経済的に持続可能で効率的な対策を実施することを目指す。
\ピレリのトロンケッティ会長は、「持続可能性について語ることは、生活の質を継続的に向上させるテクノロジーについて語ることにほかならない。欧州は生産コストや需要の面では新興国に太刀打ちできないが、持続可能な成長の追求という点では一歩先んじている」と語った。ピレリはタイヤの安全性や環境性能向上に向けた研究開発にプレミアムタイヤ部門の売上の7%を毎年投資している。また、社会的責任投資(SRI)の世界的な指標であるダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(以下DJSI)のワールド・インデックス(DJSI World)およびヨーロッパ(DJSI Europe)の構成銘柄に5年連続で選定されている。
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