化学大手バイエルの樹脂部門(バイエル・マテリアルサイエンス)は1月20日、本社所在地のレーバクーゼンにポリウレタン樹脂塗料を生産するための多目的プラントを建設すると発表した。同プラントを既存のヘキサメチレン・ジイソシアネート(HDI)とイソフォロン・ジイソシアネート(IPDI)の生産施設と統合することで、両原料を効率的に生産することができるようになる。投資額は約3,500万ユーロ。2013年秋の稼働を見込んでいる。
\ポリウレタン樹脂塗料は耐水性、耐薬品性、強靭性などに優れ、建材や自動車など過酷な環境で使用される製品向けの塗料として使われることが多い。バイエルは、新興国などでの自動車需要の拡大を見越し、生産能力を強化することを決定した。
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