仏自動車工業会(CCFA)が1日発表した2012年1月の同国の乗用車新車登録は14万7,143台となり、前年同月に比べ20.7%減少した。前年同月は、政府による新車買い替え奨励金制度が2010年末に終了したことによる、駆け込み需要の影響で販売が急増していた。同制度を利用した新車登録は2011年3月まで認められていた。
\フランス勢は、ルノーグループが32.7%減の3万2,887台、PSAプジョー・シトロエンも27.4%減の4万5,554台と大幅に落ち込んだ。国外メーカーでは、フィアット・グループが33.1%減の5,003台、ゼネラルモーターズ(GM)グループも37.7%減の5,983台と不振だった。
\一方、フォルクスワーゲン(VW)グループは18.2%増の2万2,145台、BMWグループは16.0%増の4,829台、メルセデス・ベンツ/スマートも0.8%増の3,350台とプラスを確保した。日産グループもインフィニティが64.5%減の11台に落ち込んだものの、日産ブランドは19.0%増の5,360台と好調で、グループ全体では18.4%増の5,371台を販売した。
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