ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した同国の2012年1月の乗用車新車登録は21万195台となり、前年同月に比べ0.4%減少した。
\うち、法人向けは全体の64.6%と大部分を占めた。また、ディーゼル車のシェアは全体の51.3%となり、ガソリン車を超えた。カテゴリー別では、コンパクトクラス(フォルクスワーゲン=VW=「ゴルフ」など)が全体の24.6%を占め最も多かった。増減率をみると、ミニクラスが14.3%増と大幅に伸びた。同クラスではVWの新モデル「アップ(Up!)」が2,153台、同カテゴリーで15.3%のシェアを占め、首位となった。ミニバン(メルセデス・ベンツ「Bクラス」など)も11.3%増と販売が伸びた。一方、小型車(VW「ポロ」など)は11.2%減、中級車(VW「パサート」など)も10.8%減と振るわなかった。
\ドイツメーカーでは、ポルシェ(15.6%増)、メルセデス・ベンツ(13.1%増)、アウディ(4.8%増)が好調だった。輸入車ブランドでは、韓国の起亜(4,059台、132.1%増)と現代自動車(7,482台、51.1%増)が販売を大きく伸ばした。
\日本勢では、スズキが22.8%増の2,958台、スバルが9.5%増の648台となったほかは、トヨタ/レクサスが7.7%減の5,315台にとどまるなどいずれも前年同月を下回った。
\ドイツ自動車工業会(VDA)のまとめによると、1月の同国の乗用車生産は前年同月比11.8%増の44万4,900台、輸出は4.2%増の32万4,800台だった。
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