スウェーデンのトラック大手ボルボは、欧州とブラジルで減産する。両地域で需要にブレーキがかかっていることに対応するもので、すでに年初から減産体制に入っているという。同社のオーロフ・ペールソン社長が3日、dpa-AFX通信に明らかにした。
\同社が同日発表した2011年12月の世界販売(出荷台数)は、前年同月比27%増の11,882台に拡大した。11年通期では53%増の11万5,346台を販売した。
\欧州では12月の販売は全体で8%増の4,394台を確保したものの、債務危機や金融不安の影響などで顧客が購入に慎重になっていることが響き、西欧は前年同月比で4%減少した。東欧は同41%増を確保したが、通期(114%増)の成長から比べると明らかに減速している。
\ブラジルの12月の販売台数は前年同月比で22%増加したが、南米全体(32%増)の成長に比べると伸びが小幅になってきている。
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