欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く26カ国)の1月の新車販売(登録)台数は96万8,769台となり、前年同月から7.1%減少した。債務危機の影響で需要が冷え込み、昨年6月以来の大幅な落ち込みとなった。
\主要市場ではフランスが20.7%減、イタリアが16.9%減と大きく低迷。ドイツも0.4%減と落ち込んだ。スペインは2.5%増、英国は横ばいだった。
\欧米の主要メーカーでは、最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が0.7%増となったほか、ダイムラーも販売を伸ばしたが、その他は低迷。とくに仏PSAプジョーシトロエンが14.9%減、ルノーは25.2%減、伊フィアットは16.2%減となり大幅に悪化した。
\日本勢では、トヨタが8.3%、日産が0.4%、スズキ15.1%、ホンダが23.8%、マツダが36.1%、三菱が18.3%の販売減となった。EUとの自由貿易協定(FTA)締結の効果で好調だった韓国勢と大きく明暗を分けた。
\