運転アシストシステムを販売するオランダのモバイルアイはドイツの販売・サービス網を大幅に強化する。14日付けの独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版)が報じた。
\同紙によると、同社の後付け式運転アシストシステムはこれまで危険物の輸送会社など法人からの受注が中心であったが、最近では一般ドライバーから居眠り運転防止システムなどへの関心が高まっているという。このため、自動車販売店や修理工場と提携するなどしてドイツ全国に販売・サービス網を構築する。まずは約150社のパートナー企業を探す予定で、中期的に約400社に広げる計画。同社の運転アシストシステム「C2-270」は約3時間で車両に取り付けることができるという。同システムは例えば、衝突の2.7秒前まで警告する、また対向車を認識して自動的にヘッドライトのハイビームを自動制御する機能などを持っている。
\同社は自動車向けの映像処理を得意とする。イスラエルに研究開発拠点を持つほか、日本、米国、キプロスにも拠点を持つ。同社は新車用の運転アシストシステムをBMWやボルボ、ゼネラルモーターズ(GM)などに供給している。
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