独自動車大手ダイムラーの高級車ブランド、メルセデス・ベンツでは、後部座席向けの「アクティブ・シートベルト・バックル」を開発している。電気モーターによりバックルが上方向に70ミリメートル、下方向に40ミリメートル動くのが特徴で、シートベルトの装着が容易になるほか、安全性も向上する。9日付けの独技術情報サイト『ATZオンライン』が報じた。
\同システムの導入により、例えば、事故の危険が高まると、バックルを下げて、乗員の身体をシートに引き寄せることができる。バックルが下がっていると、腰がベルトからずれてしまう危険も少なくなるという。一方、救助の際には、バックルが上に動くとベルトをはずしやすい。
\また、バックルのソケットが光るため、暗い中でもシートベルトを装着しやすく、締め忘れを防止する効果もあるという。『ATZオンライン』によると、同シートベルトは近く、上級モデルに採用される予定という。
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