欧州自動車工業会(ACEA)が2月28日発表した欧州連合(EU)の2012年1月の商用車新車登録は14万1,120万台となり、前年同月に比べ4.7%減少した。主要5市場ではドイツが3.1%増と前年を上回ったものの、フランスは1.8%減、英国も8.1%減となった。特にスペイン(21.1%減)とイタリア(31.2%減)の落ち込みが大きかった。
\カテゴリー別では、3.5トン以下の小型商用車が6.4%減の11万4,164台に後退した。フランスは2.6%落ち込んだものの、登録台数が最も多かった。ドイツは5.0%増加した。英国、スペイン、イタリアは2桁の落ち込みとなった。
\3.5トン超の中・大型トラックは、4.5%増の2万4,538台。ドイツが2.3%減となったものの、最大市場だった。フランスは6.3%増、英国は48.3%増と大幅に伸びた。一方、スペインは16.2%減、イタリアも14.6%減と低迷した。16トン以上の大型トラックに限定すると、全体は3.9%増の1万8,949台に拡大。英国が35.8%増と大幅に伸びた。フランスも3.3%増加した。ドイツは1.6%減、スペイン(12.6%減)とイタリア(13.5%減)も前年を下回った。
\バスは4.5%減の2,418台に後退した。ドイツ(18.9%増)と英国(24.0%増)が好調だった一方、フランス(10.9%減)、イタリア(35.2%減)、スペイン(63.5%減)は減少し、明暗を分けた。
\