独コンティネンタルはこのほど、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)向けに開発した次世代タイヤ「Conti.eContact(コンチ・イー・コンタクト)」を発表した。同社では、EVの登録台数は2020年までに世界全体で280万台に達すると予想しており、エコカーの普及拡大をにらんだ低燃費タイヤの拡販に力を入れる。
\コンチ・イー・コンタクトは外径が大きく幅は狭い形状を採用しているため、発進時の接地面の変形が軽減され、転がり抵抗も従来のタイヤより30%も低減されている。サイドウォールはタイヤがたわんだ時にエネルギーロスが緩和される設計になっており、重量も大幅に軽減した。また、ウェットブレーキング性能や耐久性の向上も図られている。
\コンチ・イー・コンタクトはドイツ・コルバッハの乗用車用タイヤ工場で生産され、仏ルノーのEV「Twizy(トゥイージー)」に提供される。
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