自動車向け内装部品やシートの大手メーカーである独グラマーが2月22日発表した2011年通期決算(速報値)の営業利益(EBITベース)は4,900万ユーロとなり、前年の2倍に拡大した。新製品投入の効果に加え、景気回復で農業車両と商用車の需要が世界的に高まったことや、独自動車メーカーの輸出増に伴って受注が拡大たことが追い風となった。売上高は前年比18%増の10億9,300万ユーロに拡大、過去最高となった。
\売上高利益率は3.5%から4.5%に改善した。純負債は9,200万ユーロとなり、前年から2,000万ユーロ以上縮小した。
\部門別売上高では、主力の自動車部門が11%増の6億8,000万ユーロ、シートシステム部門は28%増の4億3,800万ユーロだった。
\純利益や当期見通しなどの詳細は3月29日に発表する予定。
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