蘭ナビゲーション機器大手のトムトムが2月28日発表した2011年通期決算の営業利益(リストラ関係費用は除く。以下:調整済み)は1億200万ユーロにとどまり、前年から46%減少した。ポータブルナビの価格下落に加え、スマートフォンをカーナビ代わりに利用するドライバーが増えたことで苦戦を余儀なくされてきた。売上高は16%減の12億7,300万ユーロ、調整済み最終利益も36%減の6,800万ユーロ。リストラ特別費を含む営業損益は4億2,500万ユーロの赤字となった。
\11年10‐12月期(第4四半期)決算も、売上高で3億5,700万ユーロ(31%減)、調整済み営業利益で2,400万ユーロ(64%減)、調整済み最終利益で1,700ユーロ(67%減)となるなど、低迷が続いている。
\トムトムは、スマートフォンとの競争で今年も苦戦するとして、売上高で11億ユーロ、調整済み営業利益で350万ユーロを見込んでいる。
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